STORY
モマの物語
宇宙飛行士のモマは、
父との約束を果たすために
人類初の火星探検に挑む。
「人間はどこからきたのか、
なんのために生きているのか」
火星に向かう旅の中でモマは
その意味を考え続けていた。
そんなある日、モマの前に『幽霊』が現れる。
驚きながらも奇妙な出来事を受け入れる中で、
モマは少しずつ人間が生きる意味について
考えていくのであった…。
ユーリの物語
北の国に住む少女ユーリの父親は
宇宙飛行士だった。
彼女が生まれる前に人類初の火星探検に旅立ち、
帰らぬ人となったという。
ユーリは行方不明となった父親に
メッセージを送ろうと、
仲間と小型ロケットを作り始める。
やがて、失敗を繰り返すユーリの前に
一人の『幽霊』が現れる。
幽霊はユーリに問いかける。
「宇宙の境界線はどこにあると思う?」
その姿にどこか懐かしさを感じたユーリは、
幽霊との対話を繰り返しながら、
仲間たちと小型ロケットを完成させる。
果たして、時空を超え、
モマとユーリの思いは交錯するのか――。
ORIGINAL
毛利衛による初めての
サイエンス・ファンタジー。
2033年、人類は火星に到達した。
飛行士たちが見た数々の不思議な現象とは?
宇宙に2回行った筆者ならではの
新しい生命観・地球観・宇宙観に溢れた小説。
電子書籍:1,265円(税込)
出版:講談社
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