80年代エンターテインメント路線を踏襲する少年社中が、
今では様々な事情で上演されなくなった作品を上演するために
2004年に立ち上げた企画、それが「少年社中リバイバル」です。
「最小単位の少年社中・毛利亘宏」の実験として
少年社中の通常公演とは異なるスタッフ・出演者の布陣で作り上げる
「社中だけど社中じゃない」少年社中の新しい公演形態です。
第1回目公演では、「熱意」というキーワードを軸に
少年社中の初期作品「アトランティス」を上演。
オーディションによって選出された役者と
少年社中若手の熱気ある公演となりご好評をいただきました。
第2回となる本公演では、2000年に早稲田大学大隈講堂裏劇研アトリエにて上演した作品
「スロウ」を上演いたします。
今回も14名の出演者のうち11名が少年社中の役者ではありません。
初演と全く異なるメンバーでお送りします。
少年社中からは堀池直毅、杉山未央、山川ありそが参加。
通常公演では観られない、新たな一面をお見せします。
本公演ではSuspectバージョン、Drunkバージョンの
ダブルキャスト上演となっております。
「チャンドラ・ワークス」でサンサーラを演じた少年社中のエース・堀池直毅率いるSuspectチーム、
舞台版「お〜い、竜馬」等で活躍中のヰタ・マキニカリスの本郷小次郎率いるDrunkチーム、
それぞれの「スロウ」をお楽しみ下さい。
7年を経た毛利亘宏が紡ぐ、
新たな「スロウ」は
残酷で、苦しい、けれど美しい人間の物語。
本格ミステリーに込められた思いがお客様に届く事を願って。