今公演について、作・演出の毛利宣宏にインタビューを行いました。

●少年社中が早稲田大学演劇研究会を卒業してはじめての公演となるわけですが、  何か特別な思いや新たな感覚、というのはありますか?

 なんか親元を離れて一人暮らしを始めたって気分ですね(笑)。ごはんも洗濯も自分でやんなきゃいけないみたいな。稽古場がなくなって放浪しながら稽古しなきゃいけないとか大変なことがたくさんあるけども、やっぱり劇研時代できなかった外から客演さんを呼んだりできるのがうれしい。メンバー全員が日々刺激を受けています。

●今回の舞台設定は架空の中国となっていますが、何故中国を選ばれたんでしょう か?

 日本がどんなにゲームで有名になっても世界的なアジア感ってやっぱり「中国」のテイストだったりすると思うんですよ。日本も散々中国の文化をパクッてきたしね。  あと、少年社中に西洋的なファンタジーってあんまり似合わないと思うんですよ。「ハリーポッター」とか、「ロードオブリング」とか。黄色人種だし。だから、いつもアジアのファンタジーをやりたいと思ってるんです。それで中国が舞台になることが多いですね。「イエロー」や「ハイレゾ」、あと「光の帝国」もそうか。

● 「光之帝國」とテイストが似ているように思うのですが?

 そうですね。チラシのイラストなんかもそうですしね。こう言うガチャガチャいろんなものがくっついてる建造物が大好きなんですよ。あと、クチイヌのプロトタイプも出てきます。(笑)作品的にもテイストはかなり似てるんじゃないでしょうか?「戦争」っていうテーマなだけにちょっとヘビーかもしれませんが。

●毛利さんは物語をどういう所から着想していくのですか?

 自分の好きな作品からです(笑)「ラピュタ」とか、今回で言えば「銀河鉄道999」とか。やっぱりそうなのかと言われたら「そうです」って感じですかね。それらの好きな物語をいろいろ組み合わせて好きにいじり倒してる間に物語ができてくって感じですね。ぶっちゃけ話ですが。
 自分が一番見たい物語を自分のために、自分が一番楽しめるように作ってます(笑)

● 【シナファイ】の見所は?

 客演陣ですね。さっきも言ったんですけど、本格的なゲストとのコラボレーションは初めてなんで、このあたりは非常に見所になるのではないかと。
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